旧裏キューブドラフトオフから見るデッキ構築

旧裏キューブドラフトオフが終わったところでどんなピックが結果としてよかったのか、デッキのバランスはどんな構築がよかったのかを考察していきます。

  • ドラフトピック

皆さんが欲しがったカードを見ていくとやはり博士やベイビィポケモンが人気だったようです。
強力なたねポケモン、とくに必要エネルギーが少ないジャブ的なわざをもったポケモンが人気だったように思われます。

ルールの制約上基本エネルギーは各10枚までしか入れられないため、特殊エネルギーについても少し順目は遅れるものの取っていくことが大事だったと感じます。
(事実過去の練習会等で私はとりまくってましたし、優勝した708さんも鋼エネルギー2枚、無職二個エネルギー2枚、なんでも治し配合エネルギー1枚とかなりピックしていました)

  • 構築のバランス

今回のオフ会で作られた12デッキそれぞれの配分を見てみます。
ポケモン(進化ポケモン)/トレーナー/エネルギー で記載します。
2勝
17(7)/8/15
16(3)/9/15
15(3)/11/14
14(4)/11/15
1勝
16(5)/8/16
13(4)/14/13
14(4)/10/16
13(5)/17/10
0勝
18(7)/8/14
10(2)/15/15
12(2)/12/16
11(3)/15/14

結果を見るにエネルギーの枚数としては15枚くらいがよさそうです。
ドローソースが潤沢ではないのでエネルギーカードを手札から毎ターン出すにはこれくらいが必要ということでしょう。

ポケモンの枚数は16枚くらい、進化ラインとしては多くて2つといったところが安定したデッキとみえます。
この部分でも強いたねポケモンをピックすることの重要性がみえます。

トレーナーカードは残った枠なので10枚前後。
ピックしたカードを全部使わない自制心、他色のエネルギーカードよりも強いかどうかを判断することが肝といえます。

  • 配布カードの使用率

次に配布したカードの使用率を見ていきます。

エイパム 1/12
コラッタ 0/12
ポケモン図鑑 10/12
クルミ 12/12
夜の廃品回収 9/12
ロケット団参上! 0/12

エイパムは採用している人が少なかったです。
ドローソースが少なくデッキ切れも起こりにくいことからも採用は見送られたようです。
そもそもエイパムにはるエネルギーがないことも厳しい要因と考えられます。

コラッタ/ロケット団参上!は誰も使いませんでした。
正直枠がないことはわかっていましたので実は私の分のコラッタは持ってきていませんでした。

ポケモン図鑑はおそらく一番扱いが難しいカードといえます。
先5ターンのプランを考えるという使い方以外にも、クルミで欲しいカードを引きやすくするといった使い方、さらにはカツラの切り札に合わせて上手に手札を使い切るといった高等なプレイもみられました。
このカードを抜いてエネルギーカードを入れるかどうかは多分答えが出ないので保留としますが、入れる場合はどんなカードと組み合わせて使うのかをピックの段階から考えておくと良いかもしれません。

クルミは全デッキに採用されていました。
数少ないドローソースなので当然といえます。
このカードも考えなしに使うと手札が減ってしまうだけなので使い方は要注意です。

夜の廃品回収はなんとなく全デッキに入ると思いきや、抜いてる方もいらっしゃいました。
大会前はエネルギーカードを戻したり、進化ラインを戻したりと使う機会が多いかと考えていました。
エイパム同様デッキ切れが発生しにくいことやデッキに戻したところで再度手札に加えることが難しいといった非構築戦ならではの理由ではないかと考えられます。

今後の対戦で配布を考えているタケシのキュウコンがどんな影響をもたらすのか、大幅に改訂したカードリストでどう変わるのかはやってみないとわかりませんが、
基本的なバランスやピックの考え方は通じるところがあるはずなので参考にしていただければと思います。

ではでは